木曜発→仙台行

21:30発7時過ぎ着の
夜行バスで仙台向かってま~す♪
ホントは金曜の宵祭りから会場のキャンプ場籠ろうと思ってたけど
今年は仙台市内のライヴハウスでしかもSOLDOUT!
金曜全くノープランだし、
携帯からblogupするのも初。
我ながらいー加減にも程があるが、
一人旅の醍醐味は行き当たりばったり。
ま、何とかなるでしょ。

映画備忘録[2012#05]『アンダーグラウンド -デジタルリマスター版-』

かつて5つの民族が住み、4つの言語と3つの宗教を持ち、
2つの文字を用いた1つの国があった…

その国の名はユーゴスラビア。
1995年その国が引き裂かれ、血を流す渦中に作られ、
カンヌのパルム・ドールに輝いた、
半世紀にも渡る大河傑作劇がデジタルリマスターされて、
再度、銀幕に掛かった。

…ホントはね、去年の暮れに名古屋でもやってたんだけど、
体調悪くて観損ねて、ラストチャンスでやってた渋谷まで遠征したんだよ。

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舞台は1941年のベオグラードでのドンチャン騒ぎで幕を開ける。
ナチス・ドイツによる空爆が始まる中、
男は友や弟を含む一同を地下都市に匿い、
対ナチスのパルチザン活動のための武器製造を行わせる。

やがてナチスによる侵略は終わりを迎えるのだが、
男は地下の仲間達にそれを知らせない。
未だ闘争は継続中であると、毎日丁寧にサイレンとアナウンスで煽り、
武器を作らせ続け、地上に上げられた武器を転売することで、巨万の富を得る。

だが、やがてその偽りの地下都市にも孔が開く時がやって来る。
地下都市にて産まれた友の息子が結婚式を上げる当日、
ドンチャン騒ぎの中、製造された戦車の大砲が火を吹き、
友とその息子は『今こそ反撃の時』とばかりに勇躍外の世界へと駈け出していく。
弟は行方不明になった相方の猿を捜して地下通路を彷徨い歩く。
そして男は偽りの飾りが剥がれたことを悟り、地下都市そのものを爆破する。

1980年、この複雑なモザイク国家を一つに纏め上げていたカリスマ、
チトーが死去する。これを機に地上の国家でも民族の対立を装った
利害の対立が噴出し始める。

やがて地上の精神病院に入院させられていた弟は真実を知り、
舞い戻ったユーゴスラビアで尚も武器商として暗躍する兄と再開する。

後の景色は悲惨である。
昨日までの隣同士が『民族が違う』という理由だけで殺し合い、
弟は兄を死に物狂いで殴打し、友は男と知ること無く殺害を命じる。

友はかつての偽りの地下都市の残骸へと戻り、
息子の声に導かれるように井戸に身を投げる。
その先の楽園では皆が楽しげに再会し、楽団はドンチャン騒ぎを始める。

そして、その一団が乗った大地は陸から切り離され、何処ともなく彷徨ってゆく。

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例え、それが偽りだったとしても、故郷が破壊され四分五裂に切り裂かれていく。
それでいて尚、歌と笑いは決して忘れない。
その哀しみと意地に想いを馳せる時、胸が詰まるものがある。


ハッキリ言ってこの映画が最初に公開された時に、
講談社の用意したタダ券で見に行って、したり顔で
『セルビア人の肩を持ってるのが気にかかる』とか吐かして
原稿料貰ってた弘兼憲史は創作者としてどうこう以前に、
人間としての感性が欠如しているアホである。

現在の旧ユーゴスラビアは6つの国に分かれ、
自治州も区別すると8つにまで別れてしまった。
これで収まるのかも知れないが、実際にはサッカーの元代表選手が
未だ自分の故郷に足を踏み入れることさえできず、
ユーゴサッカー90年代を代表するファンタジスタ、
ストイコビッチの自宅に手榴弾が投げ込まれているのが現実である。

この物語は果てしなく続いていく、
願わくばそこに歌と笑みと喜びが絶えないことを…

公式HP

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2012/2/26, 28 『踊ろうマチルダ』LIVE

さて、今年の1月にNHKで2週に渡った土曜ドラマ
とんび』見た人はいるだろうか?

ドラマ自体も素晴らしかったのだが、EDに流れた『箒川を渡って』が実に心に沁みた。

で、ふと家に帰ってPCで動画を漁ってみたら、
また『踊ろうマチルダ』とか他の曲もいいんだわ、コレが。

一発で惚れ込んでCD買って、公式HP見たら2/26によく行く名古屋・今池の
ライヴハウス兼居酒屋のTOKUZOにてバースデーワンマンライヴがある。と。
こりゃ縁だね♪ と前売り購入して参加。
当日、TOKUZOに行ってみると入口前に長い列!
隣のレコード屋ワイルド・ハニーからは『マリッジイエロー』が流れてる。
こりゃいよいよ何時もと感じが違うなと中に入ると、
まぁなんということでしょう。何時ものTOKUZOはテーブルとイスが設置され、
ゆったり座って鑑賞できるはずが、オールスタンディングでステージ前に鉄柵!!
…ま、フツーのライヴハウスですな。

の割にはスルスルと最前列の鉄柵にしがみついて
ビール買いに行っても戻ってこれる。
周りの客とも『他所ではこうもいかんなぁ』だの『TOKUZOにしては異常だなぁ』などと
店側もカップに入れたおつまみとか、それなりに対応してるのだが、
明らかにこの日の売上は悪かったはず。
途中2回ほどギターの弦がブチ切れて、テンション上がったツルベさんが
クリップ叩きつけて後で慌ててクリップ捜したりもしてたが、
演奏自体は文句なし!!CDも3枚(+会場限定1枚)出てるけど、
是非にLIVEでその場限りの音を聴いて欲しい。

バースデー・ライヴの名の通り、ツルベさんの31歳のバースデーだったもんで
バースデーケーキなんかのサプライズもあり、一部のテンション高い客層も
声聞いてみりゃどうやら浜松辺りから遠征してたらしい。
んで、途中のMCで『明後日、豊田の方でまたライヴやります。』
って明後日!?ド平日だし、豊田って一口で言って何処だよ!?
と思いつつも暇なんで行けるな。と

ライヴ終わりに一杯やりつつ、物販でTシャツと会場限定デモCD買って帰宅。
して、翌日公式HPで会場確認すると『Macro Village』って、何処だよ!?(;・∀・)
・ 携帯電話が受信できない可能性があります。
・ 泊まりの方、朝は冷えるので寝袋持参願います。
・ 水道管が凍って破裂したため風呂有りません。
などと凡そ平地且つ温暖な、三河地方とは思えない文言が並ぶ…
カーナビ代わりに使ってる携帯サイトで住所を入力しても出てこない…
これ、行くの無理か?と思ってたら携帯サイトに
『メールで問い合わせ戴ければ回答致します』とのサービスが。
こうなりゃ奥の手だ!と問い合わせたら無事に場所は判明したが、
まあ豊田市の奥の奥、山ん中ですよ。

日も暮れた山道を一人車を走らせる。
徳川(松平)家の拠点という謂れの地だが、こりゃ唯の山賊だ。
(因みに日の暮れた行きよりも、明るくて選択肢の多い帰り道の方が道迷いました。)
Macro Village、どうやら古民家を改修して
民宿・イベントスペースとしての開業目指してるみたいで、
『3/3オープン予定』とか言うてはったが、さてどうなってることやら…


取り敢えず最悪『野営-テント』の感覚で、
水とカロリーメイト、寝袋及び宿泊装備は用意してたんだが、
会場入ると大広間にステージが!!
下手にはラーメンやら焼き芋やらビールやらビールやらビールが売っていたので、
まずはラーメンとギネスを一本!
そして携帯を見るとfomaのアンテナは三本!\(^o^)/
んで、肝心の『誰来んねん!!』だが、案外地元だったり、有給使ったりで、
30人ぐらいは来てて、畳の上に座りながら、其々気楽に話してる。
俺みたいな今池からの連戦組も何人かいるみたいで、
聞けば『去年のフジロックで聴き惚れて』とかいう人も結構多い。
NHKで聴いてなんて俄は俺ぐらいなもんだが、マチルダのTシャツなんて
濃いカッコウしてるのが一番の俄だというね。
(まぁ俄なんてそんなもんです。(^_^;) )

こちらのライヴは、まあそんな会場なんでリラックスしたもんで、
お子様連れもいて野外フェスでも味わえないような何とも気持ちのいい空間でした。



ライブ終わりの後も素泊まり前提なんで、ヘラヘラとビール飲んでたら、
物販にツルベさんが。
なんでも物販とか、旅費精算なんかも人任せにするよりは、
自分でやる方がいいそうな。
…思わずデモCD二枚目買っちゃいましたよ。サイン貰えたし。


一枚目のデモCDは結婚する従兄弟にオケラの兄貴として
結婚祝いのオマケにあげりゃいいや♪

ミュージシャンは身軽な放浪者。
貴方の街の近くに来る機会があったら是非出かけて顔合わせてください。
それだけの価値は絶対にあります!

『踊ろうマチルダ』公式HP

【余談】
ツルベさんが引き上げる時に一緒に与太話してたら、
『差し入れで貰ったけど一人で一本は食べきれない』と、
ういろうのおすそ分け貰いました。(^_^)
んで、一緒に話ししてたお茶を売りに来てた、林嘉人さん
聞けば京都府相楽郡の和束町在住だそうで…
まさか豊田の山奥で相楽郡の話をするとは、と
これもご縁でほうじ茶買わせて戴きました。
帰宅後、ういろうと共に戴いたほうじ茶がまあ美味しいこと。
こちらの方も、ご縁がありましたら是非ともヨロシクです。
プロフィール

SoB

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